2/1(月)にアメリカ国防総省(ペンタゴン)がQDR(Quadrennial Defense Review)を発表しました。
QDRは国防総省が4年ごとに発表する中長期的戦略です。
アメリカの財政難を受けて、内向きな戦略となっています。
一般教書演説、予算教書、QDRと通してみると、アメリカが
経済危機後、外交に力を割り振る余裕がないのが見て取れます。
要旨
- 2正面戦争から非対称戦争対策への移行
- アフガン、イラクでの勝利
- 中国軍の近代化(中距離弾道ミサイル、潜水艦、サイバー攻撃、空母)を懸念
- テロ対策強化
- サイバー軍の強化 サイバー司令部の設置
- 偵察衛星など宇宙からの脅威
- 核不拡散
- 無人機を増強
- 気候変動は将来的に紛争や脅威になる
- 在日米軍再編はロードマップ合意を継続
全文は米国防総省のQDRのサイトで読めます。
QDRの要旨は仏・西・露・中・アラビア語あり。日本語なし。
http://www.defense.gov/QDR/